【寄稿*新人議員ネクスト】狛江市 荒木徹市議 教育環境充実へ頑張る〈2024年4月21日号〉

市議会本会議で初質問に立つ荒木市議

 市議になる前は、33年間、都内の私立校で数学教員をしていました。職場環境改善のために労働組合を立ち上げ、活動に頑張っていました。その中で共産党の方々との関係が深まり、2015年9月に入党しました。そして、10期40年市議を務めた鈴木悦夫さんの後継者として昨年4月の市議選にという要請があり、自分にできることがあればと立候補を決意し、共産党支部の方たちの支援のおかげで当選することができました。

 右も左も分からない世界に飛び込み戸惑いも多いのですが、成果も出ています。視覚障がい者のために音響信号機を設置して欲しいという市民要望が寄せられ、当事者の方々に直接お話を伺うと、音響信号機のない交差点では車の停車音を聞き分けて、命がけで横断していることを知って驚きました。この状態は放置できないと思い、特に希望の強い市内の交差点について第2回、第3回定例会で取り上げ、所轄の調布署に要望を伝えるよう市に求めました。

 当事者の方と直接、調布署に要請にも行きました。その結果、要望した交差点には設置予定となりました。今後もすべての人にとって安心安全な歩行空間の実現を求めていこうと思います。

 第4回定例会では、市内の小中学校の労働安全衛生体制について質問し、教職員の命と健康を守るための衛生委員会が、法的に設置義務のある教職員50人以上の学校も含め、市内のどの小中学校にも未設置であることが分りました。

 そこで、市内の全小中学校に衛生委員会を設置するよう求めた結果、今年度から50人以上の2校には設置され、違法状態は解消されました。

 今後も引き続き、市内の全小中学校に衛生委員会の設置を求め、労働安全衛生体制と教育環境の充実を目指して頑張っていこうと思います。

 緊張も多い日々ですが、野鳥観察やボクシング観戦、ドイツ歌曲の歌唱などの趣味でリフレッシュしています。何より好きな数学に没頭することが楽しみです。これからも市民のみなさんのために、世界の平和のために、自分にできることをやっていきたいと思います。

東京民報2024年4月21日号より

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