神奈中バス 障害者から料金過徴収 運賃箱のタイムラグで〈2024年5月19日号〉

 東京都多摩南部地域でも路線バスを運行する小田急グループの神奈川中央交通(神奈中バス=神奈川県平塚市)の神奈川県内の営業所で、4月から一部のワンマン運転のバスで障害者がバスに乗車しICカードで運賃を精算する際、割引ではなく正規運賃を徴収しているケースが生じていることがわかりました。この問題は業界でシェア6割を占めるレシップ社(岐阜県本巣市)の最新機種に更新してから生じていると、神奈中バスの運行乗務員は語っています。

都バスにもレシップ社の運賃箱を採用しているが、「旧式のため今は問題は起きていない」という

 通常、割引運賃の支払いの時には乗務員が料金箱を操作して対応しますが、レシップ社の最新機種は操作した後の反応が鈍く、乗客がICカードをタッチするのに間に合わずに割引適用にならない状況が起きています。

 こうした場合、乗務員が気づいた時には同社でしか利用出来ない金券で返金対応しているとのことです。「運行中に路上にバスを放置して乗客を追えないために対応が出来ないこともあり、心苦しい。また過収受がわかると反省文を書かされる」と同社の乗務員は語ります。乗務員がこの事象を会社に報告後、車内に注意喚起を促す車内掲示物(写真)が張り出されました。しかし、金券や掲示物は視覚障害者や知的障害者はその特性のため、対応をとることが出来ません。

乗客へ注意喚起をする車内掲示
「解消」回答も根本は解決せず

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