蓮舫さんと「次の東京」を 都知事選スタート7月7日投票〈2024年6月23日号〉

 現職の小池百合子都知事に、蓮舫前参院議員が挑む都知事選は20日に告示、7月7日に投票を迎えます。蓮舫都知事の実現で、都政を変えようという各分野の声を紹介します。

住み続けられる東京に

足立区生活と健康を守る会事務局長 染谷龍之介さん

 東京都生活と健康を守る会連合会が5月に行った都政交渉に参加して、「都政は非常に冷たい」と痛感しました。

 守る会では都営住宅の入居相談会に取り組んでいますが、高齢で住宅に困窮する人が非常に多く訪れます。都営住宅を新設・増設していないので当然だと思います。

 都は「民間ストックの活用を」と言いましたが、民間の賃貸住宅では高齢を理由に入居を断られてしまうことも少なくないし、そもそも家賃が高騰していて年金収入では払いきれません。「空いている都営住宅がある」とも言いますが、郊外で交通の便が悪かったりエレベーターのない中層階などの場所で、足腰が弱ったり病気の人は住めません。遠方への転居では今まで地域で築いてきたコミュニティーも失ってしまいます。

 若い人たちも学費の高騰や、収入があがらないなどの理由で「家賃が高い」という声を上げています。このままでは23区に住み続けられなくなってしまいます。

 生活しやすい場所に優良な都営住宅を建てて、供給を増やして欲しいです。住宅費が抑えられれば気持ちにも余裕が生まれます。

 小池知事はこうした切実な要望にゼロ回答の一方で、大企業と一緒に進める大規模開発や自然破壊に前のめりなので、まっぴらごめんです。蓮舫都政の誕生で予算を人へ、住み慣れた地域で助け合って住み続けられる東京へチェンジの時です。

東京民報2024年6月23日号より

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