笠井亮衆院議員に25年表彰 「政治の役割は安心の生活」〈2024年7月7日号〉
- 2024/7/7
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日本共産党の笠井亮衆院議員が6月18日、衆院本会議で議員生活25年(衆院6期、参院1期)の永年在職議員の表彰を受け、謝辞を述べました。
笠井氏は謝辞で、「四半世紀にわたり、さまざまな試練を乗り越え、比例代表で日本共産党を応援してくださった全国と首都東京のみなさんに心からお礼を申し上げます。また、どんな時も叱咤(しった)激励してくれた連れ合いにも、感謝します」と表明。「私の政治活動の原点は、広島の被爆2世としての非核平和の思いだ」として、「侵略戦争反対を命懸けで貫いた平和の党、日本共産党とともに歩んできたことは、わが人生の誇り」と強調しました。
「今日、世界で戦争への逆流を許さず、平和を求める本流が力強く発展している」と指摘。核兵器禁止条約を採択した国連会議に参加したことなどにも触れ、日本政府が一刻も早く同条約に参加し、「憲法九条に基づく外交で、東アジアの平和を築く役割を発揮するよう、今後とも力を尽くす」と決意を語りました。
また、在職期間が「失われた30年」と重なるとして、「政治の役割は安心の国民生活にある」と歴代12人の首相と論戦したことを紹介。「新自由主義や軍事強化の政治と真っ向から対決、対案を示し、日本共産党のチーム力を発揮してきた」と振り返りました。
自由が花開く社会
さらに、世界でも日本でも「地球沸騰化、貧富の格差など、資本主義そのものが問われている」なかで、高い生産力を持つ日本でこそ、「誰もが尊厳をもって安心して暮らせ、『自由な時間』を取り戻し、能力を発展させることができる『人間の自由』が花開く社会」の実現へ、「ロマンある道を開拓していきたい」と述べました。
謝辞の最後に笠井氏は、「いま、政治への怒りが噴出するなか、憲法を生かした希望ある政治の実現へ、全力を尽くす決意」を語りました。
東京民報2024年7月7日号より