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フラッシュ@Tokyo 2024年7月28日号 東京地裁 コラボ中傷はデマ、元千代田区議 あっせん収賄で有罪、萩生田氏 自民都連会長辞任へ、新型コロナ 10週連続で感染拡大
東京地裁 コラボ中傷はデマ
女性支援団体「Colabo」(コラボ)と代表の仁藤夢乃さんが、インターネット上で「暇空茜」と名乗る男性に、事実に基づかない投稿で名誉を毀損され、活動に支障を被ったとして1100万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁(西村康一郎裁判長)は18日、男性に計220万円の支払いなどを命じました。仁藤さんは「投稿がデマだと認定された。全面勝訴」と歓迎する一方、「被害に比して賠償額が低い」と指摘しています。男性側は控訴の意向を示しています。
男性は「10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月一人65000円ずつ徴収している」などと投稿していました。
仁藤さんは勝訴判決を受けてX(旧ツイッター)に「コラボ側の主張が全て認められ、相手方の主張が一切認められない判決です。220万円の支払いは、名誉棄損の裁判としては当然の結果であると考えていますが、私たちの受けた被害は220万円では到底カバーできません」と投稿。
その上で「暇空は都知事選に出馬し11万票を得ましたが、モノいう女性や女性支援に対する攻撃がお金や票集めになる社会を変えるために、私たちは加害を野放しにせず、提訴や刑事告訴をしています」と主張。「この2年間とても大変な状況のなかでふんばって活動を続けてきました。多くの方の支えがあったから孤独を感じず、諦めずに闘い続けることができています」として、引き続く支援を呼びかけています。
元千代田区議 あっせん収賄で有罪
千代田区発注の工事を巡る官製談合事件で、業者に入札情報を漏らし賄賂を受け取ったとして、あっせん収賄罪に問われた元同区議の嶋崎秀彦被告(64)の判決が16日、東京地裁(中村光一裁判長)であり、執行猶予4年、追徴金約32万円(求刑懲役2年6カ月、追徴金約32万円)を言い渡しました。
判決などによると、嶋崎被告は20年4~9月、吉村以津己元同区行政管理担当部長(62)=有罪確定=と共謀し、区発注工事5件の一般競争入札で業者側に参加業者数などを漏らし、見返りに落札業者らから計32万3080円の賄賂を受け取りました。
萩生田氏 自民都連会長辞任へ
自民党の萩生田光一前政調会長は16日、同党都連会長を辞任する意向を明らかにしました。7日投開票の都議補選で、9選挙区(全て欠員1)中、同氏の地元八王子市を含む6選挙区で敗れたことの責任をとった形です。
新型コロナ 10週連続で感染拡大
都内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。定点医療機関当たりの直近1週間(8~14日)の患者報告数は7.56人で、10週続けて増加しています。都医師会は「お盆明けには昨年以上の感染者数になる可能性が高い」として、マスク着用など感染予防策の徹底を呼びかけています。
都内の患者報告数は5月に増え始め、7月以降拡大しています。都医師会の尾崎治夫会長は16日の定例会見で、「昨夏の増加カーブと極めて類似している」と指摘。「感染力の強い変異株『KP.3』が主流になっている」と指摘。高齢者はワクチン効果が薄れ酷暑の影響もあって免疫力低下を懸念。コロナ治療薬により早めの症状改善が重要だとし、治療薬の自己負担軽減策が求められると強調しました。
主に乳幼児らに流行し、手のひらや口の中などに発疹ができる「手足口病」も直近1週間の患者報告数が16.39人で、5週連続で警報基準を超えました。アルコール消毒が効きにくく、都はせっけんでのこまめな手洗いやマスク着用などの対策を呼びかけています。
東京民報2024年7月28日号より












