都が26億円かけ巨大噴水 共産党「撤回し都民生活支援を」〈2024年11月17日号〉

 東京都港湾局が新たな観光名所として、港区のお台場海浜公園に計画中の世界最大級の噴水の整備費に、約26億円かけることを明らかにしました。2年で48億円もかけて都庁舎などの壁に映像を映すプロジェクションマッピングが大きな批判を招くなか、再び都が巨費を投じて観光名所を直接整備することに都民の理解が得られるのかが問われます。

 この噴水は「ODAIBAファウンテン(仮称)」で、高さ150メートル、幅250メートルの世界最大級の規模(イメージ図)。25年度に建設し、26年度から運用を開始する予定です。

噴水のイメージ図(都ホームページから)

 都が6日に公表した2025年度予算要求で、港湾局は臨海地域開発事業会計の臨海副都心建設の一部として、整備費26億2000万円を盛り込み、24年度予算には設計費など約2000万円を計上しており、合わせると26億4000万円に上る見込みです。

 都の試算によると、電気代や清掃費などの維持管理費は年間1億5000万~2億円を想定。経済波及効果は年98億円を見込んでいます。

 日本共産党都議団の白石たみお政策調査会長は整備費などが明らかになったのを受けて「予算や経済効果は出されたものの、検討経過も積算根拠も示さないことは許されない」とのコメントを発表。

 「すでに多くの都民から疑問や批判の声が出ている」とし、「毎年税増収を続ける都の財政力は、長引く物価高騰で苦しむ都民生活への支援にこそ使うべきだ」として、噴水計画の撤回を求めています。

東京民報2024年11月17日号より

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