【書評】貸し出されるのは「人」『ニューヨーク精神科医の人間図書館』ナ・ジョンホ 著/米津篤八 訳〈2024年12月15日号〉

柏書房 2024年
1980円(税込)
な・じょんほ イェール大学医学部精神医学科教授。精神科受診のハードルを下げるため、文筆活動を続けている
よねづ・とくや 朝日新聞社勤務を経て、朝鮮語翻訳家

 社会的弱者やマイノリティーに対する大衆の偏見を減ずるための最も効果的な方法は、差別される人たちと直接会うことである、と著者は言う。それを証明する実際の事例がデンマークから始まった「人間図書館」で、今では世界80数カ国で進められているという。ここで借りられるのは本ではなく「人間たち」。エイズ患者、移民、トランスジェンダーなど、社会的弱者と言われる人が彼らの貴重な時間を貸してくれる。時間は30分程度。「人間図書館」で人と人が互いに知り、触れ合う過程は、精神科医と患者との面接にとてもよく似ているという。

関連記事

最近の記事

  1.  杉並区の岸本聡子区長は2日、記者会見で任期最後の編成となる2026年度当初予算案を発表しました。…
  2.  8日に告示された町田市議・市長選と日野市議選が15日、投開票されます。 町田市長・市議選 …
  3.  第51回総選挙(総定数465)が8日、投開票され(投票率56・26%=小選挙区=、前回比2・41…
  4. 1面2面3面4面 紙面サンプルと、各面の記事紹介(Web紙面版は画面下部から購入でき…
  5.  「本音を言わせてください」―日本共産党の田村智子委員長が、総選挙中盤の1月30日に公開した動画で…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2024年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
ページ上部へ戻る