オスプレイ 横田基地でも飛行再開 自治体は安全対策を要請〈2025年1月19日号〉
- 2025/1/19
- 横田基地
米軍が一時、飛行停止していた垂直離着陸機オスプレイについて、飛行再開を決めたことを受け、横田基地でも12月末から同機の飛行が再開されました。
羽村平和委員会が行う同基地の監視行動では、12月30日に基地周辺の飛行と、ホバリング(空中での停止)訓練を確認。1月も8日、10日に飛行しています。
防衛省の横田基地周辺自治体への情報提供(12月21日付)によると、2023年11月に屋久島沖で墜落事故が起きた際に不具合が起きたPRGB(プロップローターギアボックス)について、この間、安全対策をとってきたものの、新たに「一定の飛行時間に満たないPRGBにおいて、不具合が発生する潜在的な可能性」が分かったといいます。飛行前にPRGBの飛行時間を確認するなどの追加的な措置をとることで、12月6日に米海軍航空コマンドが行った、オスプレイの飛行一時見合わせの推奨を解除するとしています。
東京都と横田基地周辺自治体の連絡協議会は12月26日、防衛省への口頭要請を実施。PRGBに関する新しい不具合の可能性について、「基地周辺住民のオスプレイの安全性に対する不安をさらに募らせることも懸念される」として、「飛行再開にあたっては、安全対策・再発防止策の徹底と事故防止の万全の措置を講ずる」よう求めました。あわせて、国の責任で、具体的で丁寧な説明を行うことも要請しています。
東京民報2025年1月19日号より