読書 今月の本棚と話題*『ロシア文学の教室』 奈倉有里 著〈2025年2月16日号〉

文学で体験する社会と愛

文藝春秋 2024年
1595円(税込)
なぐら・ゆり 1982年東京都生まれ。ロシア文学研究者、翻訳者。著書に『夕暮れに夜明けの歌を』『文学キョーダイ!!』など

 「戦争のさなかで文学を学ぶことになんの意味があるの?」と本の扉の言葉。それもロシア文学なんて!って確かに思いました。

 この本は青春小説の形をとったロシア文学案内です。2022年春、都内の大学で文学を専攻する学生たちがロシア文学の授業に集まりました。

 学生たちの雰囲気がやや不安げに見えるのは、2月末から始まった戦争のせいでしょうか。

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