いのち、くらし守る都政へ 大田区(定数7)藤田りょうこ都議 都議選2025 希望の都政に〈2025年3月30日号〉

 都議になる前は、大田区の民間病院で20年間、看護師として働きました。そこでは医療や看護だけでなく、民医連の理念である「患者と共にたたかう」ことを学びました。

 病院のある地域には町工場がたくさんありましたが、休むと仕事が来なくなるからと言って、体調が悪くても我慢して働き、悪化してから受診する方が多くいらっしゃいました。また、治療をして退院できても、経済的な理由から療養もままならず、バランスの良い食事もとれないため、再入院する方が後を絶ちませんでした。

【藤田りょうこ都議の略歴】1974年、大田区生まれ。都立医療技術短期大学看護学科卒。大田病院で20年間、看護師として従事。2017年7月に都議初当選、厚生委員、経済・港湾委員を歴任。現在2期目、団政調副会長。家族は夫と3人の子ども。趣味は裁縫、スポーツ。

 病院や組合での学習から、こうした患者さんの実態は自己責任なんかではなく、政治がきちんと責任を果たしていないことが根本問題だと学びました。労働組合の役員としても活動してきましたが、患者を守るためには、職員の処遇改善だけでは不十分で、自己責任を押しつける政治を変えなければならないと痛感しました。

 そのためには、地域や患者さんと一緒にたたかう必要があるし、たたかうことができる。「患者と共にたたかう」は、政治家としての私の原点になりました。

生きた看護師経験

 厚生委員3年目のとき、新型コロナパンデミックが起きました。病院や労働組合の仲間たち、医師の谷川智行さん(共産党衆院東京4区候補)から次々実態が寄せられ、現場の声も聞きました。声と実態、科学的な根拠を示して小池百合子知事との論戦に臨み、感染症対策の強化を繰り返し迫りました。

 東京五輪の開催問題があり、検査が抑制されるなか、検査体制の拡充はじめ多くの成果につなげることができました。医療現場で働いていたことが役立ち、都民の命を守る先頭に立てたという、やり甲斐を感じた時でした。

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