金もうけ優先「想像以上」 呼びかけ人会議 東京大改造めぐるツアー 「税金の使い方変えよう」〈2025年3月30日号〉

 石原都政以来、小池都政にいたるまで「稼ぐ東京」の名のもとに進む「東京大改造」の現場を、都民の目でチェックしようと、「市民と野党の共闘で都政転換」をめざす「呼びかけ人会議」が主催したバスツアーが3月8日に開かれました。①東京大改造の現場②オリンピックの負の遺産③住生活・環境破壊の特定整備路線―の三つのテーマで、都内各地を回りました。

 ツアーのスタートは、東京五輪のメーンスタジアムとなった新国立競技場。朝9時に千駄ヶ谷駅に集合した参加者は、徒歩で同競技場に向かいました。

国立競技場を前に、周辺に高層ビルの建設を可能にした規制緩和を説明=8日

 巨大な競技場を前に、呼びかけ人会議事務局の末延渥史氏が、「この周辺は本来、風致地区で、高さ15メートルまでの建物しか建ててはいけないはずだった。競技場を建てるため、と言って75㍍まで緩和した」と説明。「この規制緩和のおかげで、周辺に高層のホテルやビルが次々と立って、神宮外苑地域などの再開発が可能になった。五輪のため、という名目だったが、実際は再開発こそ狙いだったといえる」と告発しました。

 参加者は続いて、神宮外苑の再開発地域を歩きました。

 樹木の伐採が進む敷地を囲む柵に貼られた「4列のイチョウ並木を守ります」という掲示を前に、再開発の状況を紹介。「自然やイチョウ並木を守ると言い訳してるんだね」とあきれた声がもれました。

外苑の銀杏並木を歩く

 外苑のシンボル、イチョウ並木の前では、「並木のすぐそばまで塀ができる。イチョウの根に影響しないか、心配されている」と批判。秩父宮ラグビー場の横にある18本のイチョウ並木の前で「これらのイチョウは移植の対象になっている」と末延氏が語ると、「守ってほしい」「ラグビー場もまだ十分、使えるのに」と怒りの声があがりました。

都政を知る機会に

 続いてバスは、東京駅周辺の丸の内地区に向かいました。

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