【コラム砂時計】経営の失敗を労働者に 〈2025年6月8日号〉

 

 日産自動車(イバン・エスピノーサ社長)が経営の悪化を理由に、人員整理・国内外で複数の工場閉鎖を行うことを5月13日発表した。それで思い出したのが1999年、カルロス・ゴーン社長(当時)がぶち上げた「日産リバイバル・プラン」(NRP)である。仏ルノーから乗り込んだゴーンは、日産村山工場、日産車体京都工場などの閉鎖で国内1万4千人、世界規模で14万8千人、従業員の14・5%に匹敵する人員削減を断行、これにより「倒産寸前」と言われていた日産の経営を改善するとした。

 2018年に本社常務に就任、25年新社長に上り詰めたエスピノーサ氏は、3月期連結決算で6708億円の巨額赤字を出したことを受けて、国内外7工場を閉鎖、関連して45歳以上、65歳未満、勤続5年以上の部課長や一般社員を対象に、早期退職を募集することも明らかにした。国内で閉鎖対象に挙がっているのは、追浜工場(横須賀市)、日産車体湘南工場(平塚市)。世界規模で人員削減が従業員の15%に当たる2万人で、経営失敗の責任を労働者と下請け企業に押し付けるのに等しい。

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