「被害者の生の声を聞け」 公害被害者総行動〈2025年6月15日号〉

 1976年以来、半世紀にわたって取り組まれてきた全国公害被害者総行動が3、4の両日、千代田区霞が関で行われました。これまで「公害根絶と平和を求めて」を合言葉に全国45団体の被害者が総行動実行委員会に結集して、関係省庁や加害企業と交渉を重ね、公害行政の前進に貢献してきました。3日は、環境相などとの交渉のほか夜は、連帯交流集会を開き、「公害被害者の切り捨てや環境破壊を許さず、次世代にきれいな環境を引き継ぐため、国民の皆さんと団結して前進することを訴えます」との集会アピールを発表しました。

現状打開で交流

 同区内の日比谷図書館地下のコンベンションホールで開かれた交流集会には会場いっぱいの24団体、150人余が参加。各団体の参加者がホールの壇上に上がり、運動の現状を報告し、団結してともにたたかう決意を表明しました。

水俣病被害の全面救済を訴える参加者=3日、千代田区

 奥村博公害総行動代表委員(第3次新横田基地公害訴訟団団長)が開会のあいさつ。環境相との交渉結果は、「大阪公害患者の会」の上田敏幸事務局長が「大臣交渉の感想としていえば、加害者に向き合おうとしない。職員にも被害実態が伝わっていないから被害者の訴えや思いが届かない。皆さんとともに被害者の声をもっと聴けと訴えたい」と強調しました。

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