夜間定時制 多様性と学びの権利守れ 廃校でなく充実こそ 11氏が緊急アピール〈2025年6月22日号〉

 都立夜間定時制高校の存続を求める6つの市民団体が9日、都庁で記者会見を開き、都が生徒募集停止の方針を明らかにしている7校の存続を求める緊急アピールを発表しました。また今年1月から集めてきた署名約1万3000人分を、東京都教育委員会に提出しました。署名は8月末まで継続し、9月都議会に提出予定で、協力を広く呼びかけています。

 都教委は昨年10月、立川高校定時制(立川市)の生徒募集を停止し、2027年度末の廃校を決定。さらに小山台(品川区)、桜町(世田谷区)、大山(板橋区)、北豊島工科(同)、蔵前工科(台東区)、葛飾商業(葛飾区)の各夜間定時制高校を26年度から生徒募集を停止する方針です。

緊急アピール発表の記者会見=9日、新宿区

 緊急アピールは都立定時制高校卒業生や映画監督、大学教授、塾経営者ら11人の連名で発表。都教委が募集停止の理由に「小規模だから教育効果が十分に得られない」と説明したことに対し、「小規模だからこそ、教師と生徒のアットホームな関係のなかで、授業や部活動、学校行事などに取り組むことができる」と反論。「『誰一人取り残さず』が東京の目指す教育であるなら夜間定時制高校を廃校にするのではなく、よりいっそう充実させるべき」だと主張。

 その上で「夜の教室で学びと居場所を必要とする生徒がいる限り、夜間定時制高校をつぶしてはなりません」と訴えています。

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