【読書 今月の本棚と話題】 戦後80年を考察する指針 『「科学の目」で日本の戦争を考える』不破哲三 著〈2025年9月21日号〉

 今年は戦後80年です。テレビ・ラジオ、新聞・雑誌などでも日本の戦争について、多くの放送・記事が出されました。諸団体や政党の談話・主張も出されています。

 「戦争は二度とやってはならない」「平和が大切」との声がある一方、「日本の戦争は正義の戦争だった」とする主張、「戦前回帰」の声も出されています。

新日本出版社 2015年
900円+税
ふわ・てつぞう 1930年生まれ。著書に「『資本論』全三部を読む〈新版〉」(全7巻)「スターリン秘史」(全6巻)「史的唯物論研究」「同じ世代を生きて―水上勉・不破哲三往復書簡」など多数

 いま大切な事は、「日本の戦争というのはいったい何だったのか」をしっかり考察することではないでしょうか。

 そのことを考える指針になるのが、この著書です。10年前の2015年、戦後70年の時に発行された著書ですが、改めて読んで見ると、色あせているどころか、戦後80年の今こそ読んでほしい一冊だと痛感しました。

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