【まちかどの小さな旅】神代植物公園とJAXA 約400種のバラと植物の多様性〈2025年10月5日号〉

 神代植物公園(調布市深大寺)は武蔵野の面影を残すコナラ、クヌギ、ケヤキなどの雑木林のなかにあります。(JR三鷹・吉祥寺駅、京王線調布駅からバス)

 その起源は1924年に開催された国際都市計画会議で世界の大都市の市街地外周にグリーンベルトを設置するなどを定めた決議「大都市圏計画の7原則」が採択されたことで、東京では東京緑地計画とそれにもとづく環状緑地帯が設定され、1カ所約100㌶前後という広大な面積をもつ大緑地(都内6カ所)の一つとして神代緑地が造成されたことにあります。

神代植物公園のバラ

 植物公園は1961年に、この緑地を整備して都内で唯一の植物公園として開設されたもので、国分寺崖線(ハケ)の上、51㌶の広大な敷地に大温室棟やバラ園、梅園などがある本園と東京の各地の植物が保全されている植物多様性センター、湿地の植生を保全する水生植物園、さらに自由広場が置かれています。

 本園には約4800種、10万本・株の植物が30のブロックに植えられており、春は梅と桜、280種1200株のツツジの大群落、夏には花菖蒲、あじさい、秋にはカエデ、彼岸花、萩、冬には椿、サザンカ、臘梅ろうばいなど四季折々の花、晩秋には落葉を踏んでの散策を楽しむことができます。

 また、バラ園は「世界バラ会連合優秀庭園賞」を受賞した都内最大規模のバラ園で、噴水池を囲む花壇と「野生種・オールドローズ園」「国際バラコンクール花壇」など、野生種からモダンローズ(現代バラ)に至るバラ、国際コンクールに輝いたバラなど約400種類5200株のバラが春と秋の季節に咲き誇ります

バラフェスタ

 10月7日~11月24日。芳醇な香りを楽しむ早朝開園やバラコンサートなど。

多様性センター

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