革新都政をつくる会は1日、「競争と管理の教育にストップをかけ、ゆきとどいた教育の実現を!」をテーマに、第3回都政学習会を全国教育文化会館(千代田区)で開催しました。
講演した中妻雅彦さんは、東京都の小学校教員、元愛知教育大学・広前大学教授、花園大学特任教授などを歴任。「いま、東京の子どもと教育は―困難の根元を考える」のテーマで話しました。

中妻さんは、2008年までの都内小学校での教員時代を「学校現場に教育課程づくりなどの裁量がまだあり、教職員の働き方にも今よりもゆとりがあった」と振り返りました。
2003年の都教育委員会の「日の丸・君が代強制」(10・23通達)から、「徹底的に管理され、モノが言えぬ学校にした。教育を画一的な指導にし、教職の魅力を失わせ、実態にそぐわない教育行政が行われていった」と批判。
教職員組合による調査から、東京の教員は他県より長時間勤務が多く、主幹・主任教諭はより深刻な長時間勤務があることを紹介しました。教員のなり手不足に加え、昨年度の新任教員の離職率が過去10年で最も高く転職も多いと述べました。











