【国会議員コラム】山添拓*未来を拓く 民意切り捨てにNOを! 〈2025年10月26日号〉

 参院選から3カ月、ようやく臨時国会が始まりました。しかし街頭でもつどいでも、「この先どうなるのか心配」「物価高で給料が上がらない状況がよくなると思えない」という声をうかがいます。高市早苗氏が自民党総裁に選ばれ、公明党が連立から離脱、代わって維新の会が自民党にすり寄り、自民党は参政党や日本保守党にも協力を求めNHK党との共同会派まで―。目まぐるしい展開は追い詰められた自民党の焦りの表れ。

10月10日に行った街頭宣伝で

 維新が連立入りの条件に急きょ持ち出した比例代表の議員定数削減はとりわけ重大です。一人しか当選できない小選挙区制と異なり、比例代表は一票がすべて議席に結びつく、より民意を正確に反映する仕組みです。削られるのは民意にほかなりません。

 野党の一部にも議員は減らして当然という主張が見られます。しかし日本の国会議員一人当たりの住民数はOECD諸国で最下位クラスの少なさ。また現在の衆院議員465人は100年前の男子普通選挙導入時より少なく、人口当たりの議員数も史上最少。これ以上減らせば国会は国民からもっと遠くなり、多様性とは真逆のモノトーンに。

 「政治とカネ」の焦点は企業・団体献金の禁止です。維新も法案を出してきましたがあっさり棚上げ。議員定数削減は悪質な論点のすり替えであり裏金事件の免罪です。

 反対署名のとりくみを始めました。私も早速都内各地で訴えています。声が届く国会のために、声を上げよう!

(弁護士・日本共産党参院議員)


東京民報2025年10月26日号より

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