墨田区保険代理店違法問題 問われるメット社の倫理〈2025年12月21日号〉

 ほけんの相談オフィス株式会社(本社・墨田区)における数々の法令抵触問題(東京民報で既報)で、代理申請会社(代申会社)である大手生命保険会社メットライフ生命株式会社(本社・千代田区)の法令順守意識が著しく欠けている可能性があることが取材から明らかになりました。

 保険代理店が生命保険の販売を行う際には生命保険会社との契約締結後、所在地を管轄する財務局に届け出の義務が生じます。代申会社は、その手続きを一括して行います。複数の生命保険会社の保険商品を扱う場合は代申会社が他社への登録も担います。

ほけんの相談オフィス株式会社(墨田区)

 また生命保険の勧誘・販売には生命保険募集人試験に合格しなければなりませんが、資格試験は生保会社や代理店を通じてしか申請はできません。代理店は代申会社を通じて募集人の登録を金融庁に行います。

 保険販売は法で再委託が禁止されているために、募集人は正規雇用されることが原則です。そのため各保険会社では法令違反が生じないように研修を行う他、周知徹底に力を入れています。また法人資格の喪失などが起きないように年に一度の登記簿謄本の提出を義務付けている会社もあります。

 相談オフィスの代申会社はメットライフ生命です。東京民報には一連の問題が発覚する以前に、同社の東京都内の支社在勤の3人の社員に相談オフィスの関係者が「再委託の事実を告発したが放置されてきた」との情報を寄せています。

 東京民報10月12号での報道後、同社のコンプライアンスリスク管理部門コンプライアンス調査グループ調査1チームは10月21日、告発者を呼び出して事情を聴取。その席で同社の職責から「相談オフィスのみなし解散に伴う代理店資格の喪失については、免許のうっかり失効みたいなもので元に戻った」と無資格販売を了とする内容の発言があったといいます。

 これ以降も、告発者に不利な条件を要求するなど不誠実な対応が続いているといいます。

関連記事

最近の記事

  1.  東京都後期高齢者医療広域連合議会は1月29日、75歳以上が加入する医療保険の保険料を4月以降、1…
  2.  「宮本徹は、元気です」―総選挙の投票翌日の9日、新宿駅前で行われた日本共産党の報告街宣の、比例候…
  3.  自治体のホームページ上で生活保護制度の申請時に親族の扶養が「要件」だと誤解させる表記などが複数の…
  4.  墨田区は70歳以上の都民が都営交通や都内の民営バスを利用できる「東京都シルバーパス」のうち、1万…
  5.  リニア中央新幹線のトンネル掘削工事により、2025年10月に品川区西品川の区道が最大13㌢にわた…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2025年12月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
ページ上部へ戻る