団結の力で良い警備業界に CUあだちで19人の分会 未払い給与の裁判で勝利し〈2025年12月21日号〉

 誰でも一人でも加入できる労働者の「駆け込み寺」の労働組合、CU東京(コミュニティユニオン東京)の足立支部であるCUあだちに、今年8月、支部結成から13年目で初の分会が結成されました。警備員として働く人たちが、警備会社が払うべき賃金を支払っていなかった問題で、裁判をたたかって勝利し、分会を結成しました。

分会員は、東京シティ競馬(大井競馬場、運営=特別区競馬組合)の馬券売り場、オフト後楽園(文京区)の警備を委託された「セントラル綜合サービス」で警備員として働いています。

警備員が働くオフト後楽園の入り口=文京区

 分会長の斉藤隆司さん(仮名)は、70歳代のベテラン警備員。「馬券売り場は、平日でものべ2千人、休日は3千人が集まります。落とし物や、体調不良、けんかや置き引きなど、警備員はさまざまなことに対応する」と話します。

 オフト後楽園の警備は、3人1組のチームで、3組がローテーションを組んでいました。

 斉藤さんによると、8時間勤務の概略(図)は、30分ずつ各組が待機して、残りの2組が場内で警備に立ちます。1・5時間で一巡するローテーションが4回あります。

 「待機といっても、警備員の制服は着たままで、無線機も聞こえる状態です。決められた待機スペースにいて、何か、大きなトラブルが起きたら、全員で対応するためです」(斉藤さん)

 こうした実態にもかかわらず、警備会社は、合計2時間の待機時間のうち、1時間分を「休憩時間」扱いにして給与を支払ってきませんでした。10時間の勤務日もあり、この場合は6回、3時間分の待機時間のうち2時間が休憩扱いでした。

待機時間は労働と

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