清瀬市の原田ひろみ市長は6日の記者会見で、公約していた市立中央図書館の再開について断念すると表明しました。渋谷桂司・前市長が閉館を強行し、すでに建物解体が始まっていましたが、再開を目指す原田市長の当選を受けて工事が中断していました。原田市長は就任当日の3日に現地を視察し、判断したとし、「申し訳ない気持ちでいっぱいだが残り3つの図書館は再開を目指したい」と意欲を示しました。
渋谷前市長は6つあった図書館のうち4つを廃止し、3館に統廃合しました。図書館の復活を掲げて当選した原田市長は、4つの図書館のうち解体工事が始まっていた中央図書館については、専門家の意見を聞きながら改修できるかなどを検討するとしていました。
原田市長によると、建物の躯体は残っているものの床や壁、天井ははがれた状態でした。中央図書館の建物を残すにしても、▽同図書館が市の再整備事業で隣接する公園の敷地に編入されたことで、公園全体の法律上の建築可能面積の制限を受け、建物を削って狭くする必要がある▽工事の違約金などの費用が1日あたり100万円ほど発生する―ことを挙げ、「解体せざるを得ない」と表明。「再開を願っていた市民には申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と陳謝しました。
これらの現状を把握したのは就任当日だったと明かしました。原田市長は「図書館は知る権利を支える重要インフラで、地域コミュニティの拠点。もう一度図書館の街・清瀬を取り戻す決意だ」と語りました。
会見は市民にも公開され、60人以上が詰めかけました。
東京民報2026年4月19日号より



















