【コラム 山添拓 未来を拓く】自衛隊は自民党の私兵ではない〈2026年4月26日号〉
- 2026/4/28
- 国会議員コラム
夜のペンライトデモが広がり、音楽に乗せて「戦争反対」「戦争したがる首相はいらない」など、リードする声を追いかけみんなでコール(「チャント」というそう)。光も音も新鮮な国会前行動が続いています。
同じ唱和のリードでも、自民党大会で現職自衛官が「君が代」斉唱をリードしたのは大問題。

直後に国会でも取り上げました。小泉防衛大臣は「私人としての行為」「国歌斉唱は政治的行為に当たらない」などと開き直っています。しかし、制服着用で肩書きを紹介され、上官も出席していたとあっては、おそらく小泉氏自身も当時「私人だ」とは思わなかったはず。だからこそ嬉々としてSNSでツーショットを公開したのでしょう。
卒業式の「君が代」で起立せず、懲戒処分された公立学校の教員がいます。休日、職場から離れた場所で日本共産党のビラや機関紙を配ったことを理由に、逮捕・起訴された国家公務員がいます。公務員にも思想信条の自由があり、政治活動の自由も保障されるにもかかわらず、権力が「政治的」といい弾圧してきたことを想起せずにはいられません。
一方自衛隊は実力組織であり、他の公務員とは全く異質の政治的中立性が求められます。軍隊が時の政権と癒着し、あたかも与党の「私兵」のように動くのでは、平和と民主主義を危うくするからです。高市首相が「時は来た」といい、9条改憲に発破をかけた党大会での出来事であったのは象徴的です。
天皇絶対の軍隊が政治化して突き進んだのが先の戦争でした。自衛隊の政治利用など断じて認められません。(弁護士・日本共産党参院議員)
東京民報2026年4月26日号より










