「世界各国でこんなに毎日国会で質問に答える防衛大臣はいない」―5月18日、決算委員会で、トマホークミサイルの購入費用の妥当性と配備撤回について質問した時の小泉進次郎防衛大臣の答弁です。
私の質問は、日本政府が購入を進めているトマホークは1発5億円近い価格だが、アメリカの予算書を見ると、アメリカでは1発2・7億円となっている。なぜか? アメリカ言い値で買わされているのでは? ということを聞き、配備撤回を求める質問でした。

それに対し、防衛省は「お答えは差し控える」「いま数字を作っている」など、具体的な数字の回答をしませんでした。それなのに大臣が「毎日国会で質問に答えている」ことのみをもって、説明責任を果たしているかのように言うのは詭弁です。
さらに防衛大臣が、「アメリカ言い値」を否定せず、“「武器輸出の全面解禁」を進めれば、アメリカ依存を脱却できる”とまで答弁したのにも驚きました。
トマホークは、アメリカによるイランへの先制攻撃でも使われ、子どもたちや市民まで殺りくした兵器です。そんな兵器を1発5億円もかけて購入し、配備するのは「やめるべき」という質問への答えとして、かみ合っていないばかりか、世界中に軍拡と戦争を広げかねない危険な発言です。
かつて、憲法の下「武器の輸出で、もうけるほど落ちぶれていない」とまで言い、築いてきたはずの「平和国家」ブランドを投げ捨てて「戦争国家」にひた走る答弁は、繰り返さなくて結構です。
(参院議員・東京選挙区選出)
東京民報2026年5月31日号より










