業界第3位の大手警備会社、セントラル警備保障株式会社(CSP、本社=新宿区・市川東太郎社長)で日常的、かつ組織的に建物の地下ピット(最下階の床下に作られる、配管を通したり水を溜めたりするための空間)での作業を無資格の警備員らに危険を知らせず担わせていることが発覚しました。地下ピット作業には酸素濃度の測定や、換気設備を点検したりする責任者として現場に作業主任者(国家資格)の1人以上の配置が必須です。「安全・安心」を第一とする警備業でCSP社の法令順守意識が問われる大問題です。
警備業では機械管理する建物で異常をセンサーが感知した際、管理センターなどから現場に警備員が駆けつけます。通常は現場を目視で確認し、適切に警察や専門業者などに引き継ぐなどの対応がなされます。
しかしCSP社では建物の地下ピットの水位警報が鳴った際に警備員が現場に駆けつけた後、地下に侵入して確認するだけでなく排水バルブの開閉作業などまで行わせて警報の復旧をさせています。これは従前より業務内容に慣習として組み込まれており、多くの警備員は「危険行為」だとの認識は皆無で、今年の新入社員にも周知されていません。

この違法行為で同社は2026年4月21日に中央労働基準監督署から▽作業安全基準の策定。酸素・硫化水素測定器や酸素ボンベの設置▽作業主任者の配置―などの是正・改善を求められていますが、対応が不十分なままで従来の業務が継続されています。









