【読書 今月の本棚と話題】社会の底からの生命の叫び 『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』小林エリコ 著〈2026年6月21日号〉
- 2026/6/21
- 書評
「死ななくてよかった、この国に生まれてよかったと思いたいのだが、それは贅沢ぜいたくだろうか」―著者の言葉です。普通に生きることが、「贅沢だろうか」と言わせる日本社会とは何なんだろうかと深く考えさせられました。
この本には、ブラック企業、自殺未遂、精神疾患、生活保護…。そして社会の底から、「再生」した著者自らの人生が赤裸々に語られています。

900円+税
こばやし・えりこ 1977年茨城県生まれ。NPO法人事務員として働きながらミニコミ制作。現在は東大大学院経済学研究所特任専門職
著者の叫びが迫ってくるのは、恥も喜びも偽りなく語っているからでしょうか。それがこの本の魅力です。










