〈読書 今月の本棚と話題〉絵と筆で綴る戦没学生の想い 『「無言館」のうた』 窪島誠一郎 著〈2026年7月19日号〉
- 2026/7/19
- 書評
建物のドアを開けると、静寂した空気と美術作品が私たちを迎えてくれました。そこは長野県上田市の里山にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」。迎えてくれた絵、彫刻、デッサンなど戦争で命を奪われた若い画家たちの作品に胸がしめつけられるのですが、その表情は来るたびに違って見えるのです。
その時の自分の気持ち、社会の状況が違うからでしょうか。そう思っていた時に、素敵な本が出版されました。それが本書です。

2200円+税
くぼしま・せいいちろう 1941年東京生まれ。戦没画学生慰霊美術館「無言館」館主。『無言館ものがたり』(講談社)など著書多数
本書は、『しんぶん赤旗』日曜版の連載に加筆・修正した著作で、戦没画学生の48の絵などの美術作品のカラー写真と、著者による作品ごとの解説とその物語が綴(つづ)られています。










