カテゴリー:書評
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筆者はラグビーをメーンテーマとするスポーツライターで、スポーツ紙等にユニークな視点からの評論・エッセーを書いています。この本は、ここ20年近くの間に筆者が書いてきたラグビーに関する秀逸なエッセーを集めたものです。
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1970年代、25万人ものユダヤ系ロシア人がイスラエルやアメリカに渡った。この本の著者ワイリ氏(ラトヴィア生まれの新聞記者)、ゲニス氏(ロシア生まれ、ラトヴィアに住むジャーナリスト)もヨーロッパを経由してアメリカへ。…
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この本は、良心的な心の糧になる本を出し続けている本の泉社が、山本周五郎の「人情ものがたり」を描いた作品を「市井篇」六作、「武家篇」九作に分けてオリジナル編集した短編小説集です。
人生にはどうしようもない辛い事…
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久しぶりに、保健・医療・介護そして福祉の総合的な議論を展開した本に出合いました。新型コロナのパンデミックの中で、日本国民は罹患しても、医療にもかかれないという大変な不安を経験させられました。未知のウイルスによる感染症…
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日本人女性の平均寿命が80歳を超えたのは1990年です。そして2020年のそれは87・74歳で90歳に近づいています。1950年の女性の平均寿命は61・5で、この70年間に25年ものびたことになります。
幻冬舎…
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芥川龍之介は、「羅生門」など教科書にも登場しており、日本だけでなく海外でもよく知られた作家です。今年2022年は、生誕130年、没後95年になります。
本書は、その芥川研究の第一人者の著者が、近年発見された友…
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「どうしてこんなに大きな森が東京の真ん中にあるの?」「この森は人の手でつくりあげたんだよ」「そんなことできるの?」―ヤマガラたちがそんなおしゃべりをしながら飛んでいると100歳を超えるスダジイの木が「わたしは100年…
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「思い切り甘やかしてください。子育てに〝しつけ〟は必要ありません。夢のような環境でほうっておけば、自然に学ぶ力が備わっている子どもは、自らの力で学びます」
本の扉にある言葉にまず驚きました。教育とは導くもの、…
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児童虐待の増加がとまらない。2020年度の全国の児童虐待相談対応件数は20万件を超えています。2019年度に虐待で死亡した子どもは78人となっています。痛ましい限りです。
この本は、いくつかの児童の虐待死事件…
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歴史小説ですが、主人公は武将でなく、石垣作り穴太衆(あのうしゅう)の職人・飛田匡介(きょうすけ)です。
物語は関ケ原の戦い前夜の大津城攻防戦、城を攻め落とそうとする鉄砲作りの国友衆の彦九郎(げんくろう)と、それ…
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