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橋下「慰安婦」発言 抗議・謝罪求める決議相次ぐ

| 13/07/07

 大阪市の橋下徹市長(日本維新の会共同代表)が「慰安婦制度は必要だった」などとした発言について、抗議・撤回を求める決議が相次いでいます。武蔵村山市議会は6月25日、共産、公明、民主各党の賛成多数で可決しました。自民系などは反対しました。
 決議は女性の人権を蹂躙したとの歴史認識に欠け女性を戦争の道具とみなす暴言で、国際社会の人権基準からも許されないと批判しています。
 千代田区議会、清瀬、立川両市議会でも同様の決議を可決。清瀬市議会は共産党の呼びかけで超党派の女性市議7人が共同提案し、全会一致で可決(6月3日)。「女性の人権を蹂躙(じゅうりん)し、侵略戦争の真実から目をそらし、過去に日本が犯した過ちを認めようとしない言動は到底許されるものではない」と強調。「市長や政党代表という公人の資格はもちろん、人間としての姿勢が問われる」と厳しく指摘し、発言の撤回とともに旧日本軍「慰安婦」制度被害者への謝罪を強く求めています。(東京民報2013年7月7日号に掲載