東京都が新型コロナウイルス感染症をめぐって、小池百合子知事による人権啓発動画を公式動画チャンネルで6月22日から流したことに対し、共産党都議団の大山とも子団長は23日、「新型コロナウイルス対策の選挙利用と言われても仕方ない」とする抗議談話を発表し、直ちに改めるよう求めました。
談話では知事自ら新型コロナによる差別をやめるよう人権啓発をするのは大事だとしつつ、知事選が行われている最中であり、「都として人権啓発映像を流すなら、小池知事の名前と顔を売り込むようなものにすべきではない」と指摘。
小池知事が知事選の告示第一声(18日)を都庁内で行ったことについても、「公務と政務・選挙を区別できない公私混同ではないか」との批判や疑問の声が上がっているとし、「新型コロナ対策の自らの政治的思惑への利用、公私混同した選挙活動」を直ちに改めるよう強く求めています。
(東京民報2020年7月5日号より)