〈一分8月30日号〉「テレビカメラはどこかね。新聞記者の諸君とは話さない」─1972年…

「テレビカメラはどこかね。新聞記者の諸君とは話さない」─1972年6月17日、7年8カ月に及び政権を担った佐藤栄作首相が、退陣会見で語ったという言葉です。各紙の新聞記者が抗議して退席した後、ガラガラの記者会見場で自身の政権の「実績」を語る佐藤氏の姿は、長期政権のおごりの象徴として語り継がれています▼安倍首相の連続在任日数が、大叔父でもあるその佐藤氏の記録を超えて歴代最長となりました。憲法をないがしろにする安保法制強行や集団的自衛権容認。2度にわたる消費税強行による暮らしと経済の破壊。米国いいなりの沖縄辺野古新基地建設。森友加計をはじめ数々の国政私物化疑惑。あげればキリがないほどの、長期政権のおごりと、悪政に満ちた「最長政権」です▼コロナ対策でも首相は、思いつきの政策を繰り返し、検査の抜本拡大や保健所の機能強化など、根本的な対策は遅々として進まないままです。世論調査で政権の支持率は下がり続け、不支持が大きく上回る状況が続いています▼開かれた「パンドラの箱」のような暴政が続く安倍政権下の国政。その箱に最後に残った希望があるとすれば、市民と野党の共闘の発展でしょう。来る総選挙へ、安倍政権を止める共闘を深化させる時です。

(東京民報2020年8月30日号より)

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