東京外環 工事費が1兆円の大膨張 宮本氏ら国交省に聞き取り〈9月27日号より〉

 東京外かく環状道路(東京外環)の工事費増額を決めた関東地方整備局事業評価監視委員会の開催を受け、日本共産党の宮本徹衆院議員は14日、国土交通省から聞き取りを行いました。山添拓参院議員と原田あきら都議らが出席しました。

 東京外環工事は関越高速道大泉ジャンクション(JC)と東名高速道東名JC間16㌔㍍を、住宅密集地の真下40㍍以深の大深度地下トンネルで結ぶ、今まで施工例のない超難関工事。地下水も豊富な地域で、近隣の自然環境にも深刻なダメージを与えるという専門家の意見もあります。

 シェービングクリーム状の泡をシールドマシン(掘削機)の断面に塗る気泡シールド工法で施工中ですが、酸欠気泡を地上に漏出させるなど、近隣住民の不安の声が絶えることはありません。近隣住民による工事差し止め訴訟も継続中です。

 工事費は当初1兆2800億円でしたが、2016年に1兆6000億円と3000億円に膨張。今回の発表では2兆3500億円と7600億円も跳ね上がりました。中央高速道と接する中央ジャンクションだけでも、5360億円の増額です。

聞き取りする(右から)原田、宮本の各氏=14日、千代田区

 国交省の担当者は増額の理由について「地中拡幅部分の形状変更や気泡剤の変更」などと説明したものの、詳細については「この場ではわからない」と明確な回答を避けました。

 東京アクアラインの建設費以上の工事費がかかる東京外環道の必要性への疑念は拭えないとの声が上がりました。

(東京民報2020年9月27日号より)

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