フラッシュ@TokyoWeb版 衆院20区 市民連合結成集会、 府中市議会 生保夏季加算で意見書など〈10月4日号より〉
- 2020/9/30
- ニュース
衆院20区 市民連合結成集会
衆院選の東京20区市民連合の結成集会が9月20日、東久留米市内で開かれ、名称を「安保法制の廃止と立憲主義を求める市民連合」と改めることを確認しました。
20区は東久留米、東村山、東大和、武蔵村山、清瀬の5市で構成。総会には各市の呼びかけ人が参加。その一人、広渡清吾東大名誉教授が「命と人間の尊厳を守る政治の実現を」をテーマに記念講演。自公政権を倒して新しい政治をつくり出すために、大きな野党と市民の共同の輪をつくり出すことが大事だと強調しました。
日本共産党の20区予定候補(比例重複)の宮本徹衆院議員は「コロナ禍で仕事を失いながら懸命に生きている人たちに自助努力を求める政治ではいけない」とのべ、小選挙区で勝ち抜く決意を表明しました。
応援に駆けつけた立憲民主党の菅直人衆院議員は「今度の選挙は20区の小選挙区で勝つことが政権交代につながる」とのべました。
N国・松田氏 東京高裁が訴え棄却
昨年4月21日投開票の新宿区議選で当選した「NHKから国民を守る党」の松田美樹氏(32)が、区内での居住実態が認められず被選挙権がなかったとして当選無効とした新宿区と、それを認めた東京都の両選挙管理委員会の決定を不服として取り消しを求めていた裁判で、東京高裁は9月23日、訴えを棄却しました。公選法により区議選は投票日から逆算して3カ月間、区内に住み続けないと立候補の要件を満たしません。
区選管によると、松田氏は2018年12月、新宿区に転入届を提出。住所として届け出た区内のアパートでは約3か月間にわたって、水道の使用量が0立方メートル、電気の使用量も冷蔵庫の消費電力と同程度しかありませんでした。松田氏は新宿区のアパートへは寝泊まりのために通っており、「居住実態はあった」などと反論していました。
判決が確定すれば、次点の田中のりひで氏(日本共産党)が繰り上げ当選となりますが、松田氏は最高裁に上告するとしています。
府中市議会 生保夏季加算で意見書
府中市議会第3回定例会は9月30日、最終本会議を開き、「生活保護制度に夏季加算を新設する意見書」を全会一致で可決しました。
コロナ禍の猛暑で熱中症による死亡者が170人(8月23日現在)も出ているもとで、冬の暖房費にあたる「冬季加算」と同様に、クーラーの電気代補助として「夏季加算の新設」を求めるもの。府中生活と健康を守る会が提出した陳状採択を受けてのもの。陳情には共産党市議団や市民フォーラム(立憲など)、公明、生活者ネットなどが賛成しましたが、自民党は反対しました。
(東京民報2020年10月4日号より)