〈一分12月20日号〉「こんにちは、ガースーです」─インターネット番組「ニコニコ生放送」に出演した菅首相が、視聴者への…

 「こんにちは、ガースーです」─インターネット番組「ニコニコ生放送」に出演した菅首相が、視聴者へのメッセージを問われて発したあいさつです。自身のネット上のあだ名で笑いを誘おうという発言に、コロナ感染拡大が深刻化するもと「あまりに無神経」「危機感がなさすぎる」と批判が起こりました▼こうした日本の首相の姿勢と対比して、話題を呼んでいるのがドイツのメルケル首相です。街がにぎわうクリスマスを前に、1日590人の死者が出ていることに危機感を訴え。「例年のように家族がみんな集まってクリスマスを祝うなら、祖父母と過ごす最後のクリスマスになるかもしれない」と、普段の冷静さと異なる、感情をあらわにした演説で最大限の警戒を呼びかけました▼東京都のトップ、小池知事も、コロナ対策への覚悟が見えないことでは、菅首相と似たり寄ったりです。「三つの密」「五つの小」─次々とキャッチフレーズを生み出して、フリップ(図表)で示すことには熱心ですが、肝心の、医療体制の支援や、検査拡大、暮らしや経済の下支えの施策は、遅れに遅れています▼東京の新規感染者数は、連日、曜日の最多を記録し、重症者も増えています。政治の無策と遅すぎる決断は、もう許されません。

(東京民報2020年12月20日号より)

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