支援する会が裁判報告集 江戸川 スーパー堤防「闘いは続く」〈2021年4月4日号〉
- 2021/4/4
- 都民運動

江戸川のスーパー堤防(高規格堤防)建設をめぐる9年に及ぶ裁判闘争の記録をまとめた「堤防の上には住みたくない 江戸川区スーパー堤防裁判報告」(A4判カラー、21ページ)が3月、「支援する会」によって発行されました。
この裁判は、江戸川区北小岩地域の住民が、江戸川区を相手取り、スーパー堤防事業を前提とした土地区画整理事業の取り消しを求める訴訟を2011年11月に提起したのが始まり。その後、国土交通省と同区を被告にスーパー堤防差止訴訟が14年11月に始まり、裁判は3次に及びました。昨年10月、差止訴訟の上告を最高裁が棄却したことで終結しました。
同事業計画は、既存の堤防より洪水や地震に強くすることを名目に、120メートルの区間、高さ7メートルの既存堤防の一番高い部分から街側に傾斜させる盛り土を、幅160メートルにわたって行うもの。住民を立ち退かせ、工事完了後の堤防の上に再び住民を戻します。
立ち退きに反対する住民への強制執行まで行われました。
原告は、完成までに何百年も要し、非現実的な治水工事に巨額の税金を投入する無駄遣いであり、住民のコミュニティーも破壊すると主張。スーパー堤防の必要性や有効性、効率性、築堤の法的根拠について争いました。
「報告」は、事業と裁判の年表や、時々の裁判の概要、争点などを写真や図表、地図で解説。高橋新一原告団長をはじめ原告の陳述(抜粋)、裁判の意義や成果について触れた小島延夫弁護団長の言葉も掲載しています。
支援する会は、長きにわたる支援への感謝とともに、「裁判は終わりましたが、スーパー堤防に反対する闘いは現在も続いています。私たちは裁判を経て、さらにこの運動の重要性と意義を確信し、これからも闘いを続けてまいります」との決意を表明しています。
東京民報2021年4月4日号より


















