都モニタリング会議 3波越える急激な拡大危惧 新規感染の増加傾向鮮明に〈2021年4月4日号〉
- 2021/4/4
- 新型コロナ対策
東京都の新型コロナウイルス感染者の累計が3月29日、12万人を超え12万209人にのぼることが、都のまとめで分かりました。死者は1737人。緊急事態宣言が解除された3月22日以降、都内の新型コロナ新規感染者数の増加傾向が鮮明になっています。
一週間平均の新規感染者数を見ると22日は302.9人だったのが、29日は357.7人と118%に増加。入院患者数は1436人、このうち重症者は40人で、この一週間40人台で推移しています。宿泊療養は658人、自宅療養者は684人、入院・療養先が決まるまで自宅で待機している人も312人います。
3月25日の都モニタリング会議では、週平均の新規感染者数が2週続けて100%を超えたと報告され、国立国際感染症センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は「花見や歓送迎会、卒業旅行といった行事で例年通り人の流れが増えれば、第3波を越える感染の急激な拡大が危惧される」と強調しました。
また会議では、感染力の強い変異株により急激に感染が再拡大する可能性が指摘され、警戒が呼びかけられました。感染状況、医療体制については、4段階で最も深刻な評価が維持されました。

東京民報2021年4月4日号より












