小池知事「宣言」要請も 新型コロナ 新規感染が加速〈2021年4月25日号〉
- 2021/4/25
- 新型コロナ対策
東京都に「まん延防止等重点措置」が適用されて19日で1週間が経過しました。都内の新型コロナ新規感染者数は、前の週の同じ曜日を連日上回り(グラフ)、7日平均では12日の126%、600.6人に増加しています。

15日に開かれた都のモニタリング会議では、専門家から「第3波より急速に感染が拡大し、波が大きくなる可能性がある」と危機感が示されました。小池百合子知事は「緊急事態宣言」を政府に要請するか検討しています。
都内の新型コロナウイルスの新規感染者数は19日は405人で、前週の同じ曜日の132%。入院患者は1532人、うち重症者は47人でした。宿泊施設での療養者は1319人、自宅では1094人、療養先が決まらず自宅で待機している人も840人で、増加傾向が続いています。
モニタリング会議では、都健康安全センターの感染者を対象にしたスクリーニング検査で、37.8%が感染力の強い変異株で、前週の32.8%から増加したことが報告されました。東京感染症対策センター専門家ボードの賀来満夫座長は「4月中には5割を超える可能性がある」と指摘しています。
東京民報2021年4月25日号より









