羽田空港の新飛行ルート見直しのための都議会議員連盟の結成総会が14日、開かれました。参加したのは日本共産党、立憲民主党、生活者ネットの超党派の都議24氏。都心上空を超低空飛行で離着陸する羽田空港の新飛行ルートの見直しのため、情報共有や政策などを検討していくとしています。
総会では、会長に西沢けいた(立憲)、会長代行に山内れい子(ネット)、事務局長に白石たみお(共産)の各都議を決めました。
総会後の記者会見で西沢会長が議連の目的について「新飛行ルートを見直し、住民の安全と静穏な生活を保障する方式に変更すること」だと紹介。「都議選も控えているが、その後の都議会でも問われることになる。都議選中も含め様々な発信をしていく」とのべました。
白石事務局長が、「飛行ルート直下に落下物の事故があれば、都民の命にかかわる。命の問題として、議連結成に向けて話し合われてきた」と、経過を説明。今後の活動について、情報共有や都議会の中での勉強会、政策提言などをあげ、「都議選後の都議会で活動を本格的にスタートさせる。議連をさらに多数派にもっていけるようにしたい」と抱負をのべました。また記者からの質問に答え、都議選での争点にもなるとの考えを示しました。
山内会長代行は「重大事故が起きてからでは取り返しがつかないし、東京全体の問題として取り組まなければならない。地元の理解を得てから進めるという国の約束からも外れている」と語りました。
【東京民報2021年6月20日号より】