政権交代で命守る政治を 共産党 衆院選勝利へ比例候補が訴え

街頭で訴える(左から)谷川、細野、笠井、宮本の各氏=21日、千代田区

 日本共産党の衆院比例予定候補(東京ブロック)の笠井亮、宮本徹、谷川智行、細野真理の4氏が21日、千代田区のJR有楽町駅前で街頭演説を行いました。4氏は、秋に迫る総選挙で「政権交代を実現しコロナ禍から命を守る政治に」と口々に訴えました。

 細野氏は、新型コロナの自宅療養中の患者が亡くなるなどのケースが相次いでいるとして、「この1年半、自民、公明両党は何をしてきたのか。野党や現場からの、具体的な提案を無視してきた結果、この事態を招いた」と批判。医師でもある、谷川氏は「感染爆発のなかで、入院ベッドも重症者用ベッドもいっぱいだ。命を守るため、あらゆる手をつくす政治が求められている」と訴えました。

 宮本氏は、政府が打ち出した、入院を重症者に限定する方針について、「自宅療養では、コロナの特徴である、急激な症状の変化に対応できない。早期の治療につなげる仕組みづくりこそ、重要だ」と強調しました。笠井氏は、医療体制の確保や、自粛と補償をセットにした業者の支援策などを訴え、「いますぐにやるべきは、臨時国会だ」として、憲法に基づく野党の国会召集の要求に応じない政府与党の対応を批判しました。

〈2021年8月29日号より〉

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