フラッシュ@TokyoWeb版 緊急事態宣言、再々延長を決定 小池知事、補正予算を専決 協力金、延長分を先渡し〈9月19日号より〉

緊急事態宣言 再々延長を決定

 政府は9月12日までだった東京都を含めた首都圏1都4県の緊急事態宣言を9月末まで再々延長しました。都内における新型コロナウイルスの感染は、新規感染者は減少傾向にあるものの、いまだ収束の見通しが立っていません。9月9日の都のモニタリング会議でも、「新規陽性者は減少したが、依然として第3波のピーク時を上回る極めて高い値」であり、「入院患者と重症者数は過去最多を更新した後、高い水準にとどまっている」とのべています。

 日本共産党都議団の和泉なおみ幹事長は政府の宣言再々延長の決定を受けて10日、談話を発表。五輪開会後に感染が急拡大している局面で、小池知事が「第3波とは明らかに違う」などと、「楽観論を振りまいた責任は重大」と批判しています。

小池知事 補正予算を専決

 小池知事は9日、緊急事態宣言の再々延長に伴う補正予算2171億円を、議会の承認を経ないで決定する専決処分を行いました。

 都議会5会派は、議会を開くことなく専決処分で勝手に決定しないよう、繰り返し申し入れていました。

協力金 延長分を先渡し

 新型コロナ感染拡大防止のため、営業時間の短縮などの要請に全面的に協力する都内の飲食事業者などに対する協力金の9月1日~30日実施分の一部について、要請期間後に受け付ける申請に先立って、一部早期支給します。

 1店舗当たり要請期間の半分に当たる60万円で、受付は13日~24日まで。詳細は東京都のホームページから

東京都 宿泊場所提供を延長

 東京都はコロナ禍の影響による失業などで住まいを失った人たちに、区市と連携して一時的な宿泊場所を提供する事業について、9月30日まで延長します。「緊急事態宣言の期間再延長により、経済的に困難な状況が継続することが見込まれるため」としています。

 問合せ先=フリーダイヤル0120―874―225またはフリーダイヤル0120―874―505(女性専用ダイヤル)TOKYOチャレンジネット

武蔵野市長選 松下氏を支持

 日本共産党都委員会は14日までに、武蔵野市長選(26日告示、10月3日投開票)で現職の松下玲子氏(50)の支持を決めました。立憲民主党、武蔵野・生活者ネット、緑の党グリーンズジャパンも支持を決めています。

 松下氏は共産党武蔵野三鷹地区委員会と、▽新型コロナウイルス感染症から市民の命と健康、暮らしと営業を守る▽憲法と地方自治法を生かし、市民参加、市民との共同を維持・発展させ、暮らし、福祉、教育優先、ジェンダー平等の市政をつらぬく?などの政策協定を結んでいます。

 医師の鹿野晃氏(48)=自民党など推薦=、市議の深田貴美子氏(62)も立候補を表明しています。

 松下氏の略歴 都議(旧民主党)2期を経て17年に市長初当選。全国首長九条の会共同代表。

(東京民報2021年9月19日号より)

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