小池百合子知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」は3日、国政新党「ファーストの会」を設立し、目前の総選挙で東京を中心に候補者の擁立を目指すと発表。新党の代表は都ファ代表でもある荒木千陽都議が兼ねます。代表以外の党の役員や政策は今後発表するとしました。
荒木氏は会見で、「立ち位置は保守中道」と表明。新党を立ち上げた理由について「保守本流から大きく離れていく政党。選挙目当てで左旋回を強めていく野党。この国の分断すら懸念される中、強い危機感をもって立ち上がった」と説明。また、都は政府から出先機関ように扱われているとし、「このまま都政にとどまっていては東京や日本の未来を切り開くことができない」と話しました。
荒木氏は、党名について小池知事と相談して決めたとし、今後も連携していく考えを示しました。
同新党の設立をめぐってSNS(会員制投稿サイト)では、「都議会で都立病院潰しを積極的にやる都民ファーストの国政進出は断固お断りします」「政局ファースト」など、批判や憶測があふれています。
(東京民報2021年10月10日号より)