学術会議会員任命拒否は撤回を 江東市民連合がリーフ〈10月17日号より〉

「市民と政治をつなぐ江東市民連合」はこのほど、日本学術会議会員の任命拒否問題を考えるリーフレット「学問の自由はどうなる?」を作成。任命拒否の撤回を求める署名と合わせて「ぜひ活用を」と呼びかけています。

江東市民連合の発行したリーフレット

 この問題は菅義偉首相(当時)が学術会議会員6人の任命を拒否したことが「しんぶん赤旗」のスクープで発覚(昨年10月1日)。以来1年になるのに、菅首相は、任命拒否の理由を説明しないまま政権を投げ出しました。江東市民連合は「任命拒否という不法な行為を既成事実化させるわけにはいきません」と訴えています。

 リーフレットはQ&A形式で、Q1「日本学術会議問題ってなに? 私たちにとって大事なこと?」、Q2「学術会議会員の任命を内閣総理大臣が拒否するのは、なぜ問題?」、Q3「学問の自由って大切なの? 政府が介入するのはなぜいけないの?」など、疑問に分かりやすく答えています。

 署名は、内閣総理大臣あてで全国革新懇が進めているもの。任命しなかった理由を明らかにすることと、任命拒否を撤回し、会員6人の速やかな任命を求めています。

(東京民報2021年10月17日号より)

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