〈一分11月14日号〉 総選挙で繰り広げられた野党共闘をめぐって大手メディアでは「共闘は失敗、不発」などの指摘が相次いでいます…

 総選挙で繰り広げられた野党共闘をめぐって大手メディアでは「共闘は失敗、不発」などの指摘が相次いでいます▼実際の結果は、小選挙区のうち野党で一本化した候補が62で勝利しました。さらに1万票以内の僅差で敗れた選挙区も32にのぼります。合わせれば、全国289の小選挙区の3分の1に迫ります▼野党共闘の効果は、選挙結果を報じた地方紙の見出しからも伝わってきます。「野党共闘 岩盤に風穴」と報じたのは河北新報。他にも「野党共闘 自民に一矢」(秋田魁新報)「共闘結実、『一強』崩す」(奈良新聞)など、各紙が地元選挙区での野党共闘による、様相の激変に注目しています▼東京では、18の選挙区で野党四党が候補を一本化し、そのうち7選挙区で勝利しました。前回、東京で野党側が小選挙区で勝利できたのは4選挙区で、大きな前進です▼共闘の発展への課題は、各党が共闘に本気の姿勢を有権者に伝え、政権交代で生まれる新しい政治の魅力を広めることです。5日に共産党都委員会を訪問した、立憲民主党の手塚仁雄都連幹事長は「東京での成果を見れば共闘路線、この道しかないという思いで進んでいきたい」とあいさつしました。共闘をさらに発展させ、実らせる参院選も、来年に迫っています。

(東京民報2021年11月14日号より)

関連記事

最近の記事

  1. ① 発がん性物質PFAS「都は汚染源特定し対策を」多摩地域 都調査で21自治体検出 ② 「病…
  2.  2023年度予算案について一問一答形式で質疑する都議会予算特別委員会で、日本共産党の里吉ゆみ都議…
  3. 武蔵野市 子ども権利条例可決  武蔵野市議会は13日の本会議で、子どもの権利条例を賛成多数で…
  4. 1面2面3面4面 【1面】 PFAS汚染 基準超えが3倍近くに アメリカ 大幅な規制強化…
  5.  バイオリニストの松野迅さんが、4月9日にリサイタルを開きます。松野さんに寄稿してもらいました。 …

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

ページ上部へ戻る