「コロナ禍だからこそ、いのち第一に転換を」―。日本高齢期運動連絡会は17~20日まで、厚労省前で座り込みを行い、来年9月に実施される「75歳以上の医療費窓口負担2倍化中止」を訴えました。
18日は日本共産党の小池晃、伊藤岳、田村智子各参議院議員らも参加。マイクを握って参加者を激励しました。
田村議員は「どうして若者と高齢者を分断させる政治を進めるのか。医療費の2倍化も若い人に負担させないためだというが、医療費の問題は高齢者世代だけの問題ではなく現役世代につながるものだ」と切り出しました。
続いて「若い人が非正規という働き方で、まともに社会保険料を支払える立場にさえさせてもらえない働き方を強いている。自公政治は高齢者だけでなく、若い人も苦しめてきた」と批判。「世代を超えた大きな運動を広げて、政権交代に向けていかなくてはいけない。一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。
目黒区からカンパを手に参加した女性(77)は「これまで国を支えてきた年寄りをバカにするな。ごまかしの政治ばかりだ」と怒りをあらわにしました。「75歳以上の医療費窓口負担2倍化中止」の請願署名が取り組まれています。
(東京民報2021年11月28日号より)