「論戦の柱、再び国会へ」 参院選 東京選挙区に山添拓氏

日本共産党東京都委員会は11月29日、2022年夏に行われる参院選の東京選挙区(改選数6)に、現職(1期)で、弁護士の山添拓氏(37)を公認候補として擁立すると記者会見で発表しました。参院選比例代表予定候補(東京、南関東)の党副委員長・政策委員長の田村智子氏(56)、田辺良彦都委員長、あぜ上三和子都議が出席しました。(山添拓氏のホームページはこちら

 

山添拓出馬表明

会見にのぞむ(左から)あぜ上、田村、山添、田辺の各氏=11月29日、都庁

 

田辺委員長は山添氏が約5年半の間に繰り広げた、215回に及ぶ国会論戦に言及。「安倍・菅政権が狙う憲法改悪と立ち向かい、食い止めながら、昨年は検察庁法改悪案を、今年は入管法改悪案を廃案に追い込んだ。シャープで分かりやすい国会論戦で活躍している。引き続き国会で不正を許さず、憲法を生かして希望を届ける政治を実現するために力を発揮してほしい」と強調。比例代表で全国650万票、10%以上の得票率を目指し、「5議席を必ず実現し、東京選挙区では山添さんの議席を絶対に確保する」と意気込みました。

山添氏は自公政権が正面に据えない気候危機やジェンダー問題について、「今、若い世代が声を上げている。新たな時代を切り開く若い世代の仲間とともに政治を変えたい」と訴え。「国会審議を通じ、政治を動かすことに力を尽くしてきた。国政の課題を明らかにし、国民と思いを共有できるような国会論戦に取り組みたい」と2期目への意欲を示しました。

自公政権が狙う憲法改正についても触れ、「参議院で改憲勢力の3分の2議席確保を許さないたたかいが、参院選の焦点のひとつ」と力を込めました。

田村氏は山添氏について「党国会議員団にとって、なくてはならない論戦の柱」と強調し、「理知的で綿密な調査に基づき、相手を追い詰めていく国会での質問は、党派を超えて高く評価されている」と紹介。「この政権に任せていれば日本の未来が危うい。参院選を政権交代の足掛かりとなる選挙にしたい。野党の共通政策こそ、国民の命、暮らし、日本の経済にとって希望が開けることを示す論戦を、国会でも、選挙戦でも、貫いていく」と述べました。

(東京民報2021年12月5日号より)

関連記事

最近の記事

  1.  待機児童、介護離職、残業、都道電柱、満員電車、多摩格差、ペット殺処分。こう聞いて、すぐに共通点が…
  2.  「裏金事件」で自民党への批判と怒りが大きく広がるなか、公職選挙法違反事件で有罪が確定した柿沢未途…
  3. 球場とラグビー場の再生案を発表した会=10日、豊島区  神宮球場と秩父宮ラグビー場を取り壊し…
  4.  今年1月に起きた日本航空機と海上保安庁機の衝突事故をうけて11日、日本航空被解雇者労働組合(JH…
  5. 市議会本会議で初質問に立つ荒木市議  市議になる前は、33年間、都内の私立校で数学教員をして…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る