冷たい風雨が容赦なく叩きつけた8日、東京母親大会連絡会の「平和を守る母親全国連鎖行動」がJR御茶ノ水駅前で行われました。毎年、太平洋戦争の始まりとなった旧日本軍の真珠湾攻撃が実施された12月8日に、「決して忘れてはならない」と全国各地で連帯して続けられているものです。


この宣伝には東京連絡会に参加する16団体から30人が参加。「赤紙」(旧日本軍の召集令状)を模したチラシを手配りする他、14人がそれぞれの立場から「戦争の惨禍を繰り返してはならない」との思いを、師走の街に響かせました。
東京地方労働組合評議会女性センターの久保圭子さんは、「この日がどのような日かわからない人が増えているからこそ戦争は嫌だの声をあげていかなくてはいけない」と強調。「コロナ禍で非正規労働の女性、シングルマザーが食糧支援に並ぶ中で国の社会保障費が削られ、軍事費が突出している。高校生向けに自衛隊員募集のダイレクトメールが送られている。外国では貧困層の軍隊入隊が進み、戦争に駆り出されている。憲法を生かし一人一人の生活が豊かになる社会を目指す時です」と訴えました。
(東京民報2021年12月19日号より)