日本共産党は4日、千代田区の有楽町駅前で新春の街頭宣伝に取り組みました。ともに夏の参院選で改選を迎える山添拓(東京選挙区)、田村智子(活動地域=東京、南関東)両参院議員がそろって演説に立ち、立ち止まって聞く人たちから「がんばれ」の声と大きな拍手が寄せられました。

新春宣伝で訴える(左から)田村、山添、曽根、木村正明千代田区議の各氏=4日、千代田区
山添氏は、年末年始の相談・支援の場で聞いた、長年働いた派遣の仕事が打ち切られたなどの深刻な声を紹介。「コロナ禍は大災害。だからこそ、自己責任ではなく公助の責任が問われる。こういう時にこそ人々を支える政治に、選挙で変えよう」と呼びかけました。
田村氏は、経済をめぐって、他国では給与が上がっているのに、日本は労働者の実質賃金が下がり続けている異常さを告発。「経済を強くしたい。だからこそ、人にやさしい経済が大切だ」として、中小企業を支援し最低賃金を引き上げることや、男女賃金格差の解消など「『真の構造改革』が必要だ」と提起。「政権交代に向かう道を参院選で切り開く」と決意を語りました。

訴える田村氏
曽根はじめ都議は、PCR検査拡充を繰り返し求めてきた中で、都が薬局での無料検査拡大に踏み切ったと報告。その一方で、コロナ対策で重要な役割を担う都立・公社病院を、効率優先の地方独立行政法人化しようとしている都政に反対の声を、と呼びかけました。
(東京民報2022年1月16日付より)