東京空襲犠牲者遺族会 結成20周年で記念冊子〈2021年11月7日号より〉
- 2022/2/2
- 平和
東京空襲犠牲者遺族会はこのほど、会の結成20周年と会報第50号を記念する会報記念号「東京空襲犠牲者の叫び―せめて名前だけでも」を発行しました。A4判142の冊子に、会員や各分野からのメッセージ、年表や資料などが収録されており、遺族会は「多くの人に手にとってほしい」と呼びかけています。

会報の名前でもある「せめて名前だけでも」には、全土で50万人ともいわれる死者、900万人に及ぶ被害者を空襲が生んだにもかかわらず、犠牲者の氏名の調査や記録、被害への補償をしようとしない国や都への怒りが込められています。
第一章は、会員の空襲体験などの「次世代へのメッセージ」。第三章「各分野からのメッセージ」では、全国空襲連や、若者に戦争について語り継ごうと活動する「ヒストリー・フォー・ピース」、空襲問題を追いかけるジャーナリスト、東京大空襲・戦災資料センターの学芸員などから、遺族会への言葉が寄せられています。
冊子は無料、協力できる人にカンパをよびかけています。問合せ03(3616)2338同遺族会。
(東京民報2021年11月7日号より)