―昨年夏の都議選では、市議3期目の途中での出馬で見事、清水ひで子都議からのバトンを継ぎました。
立候補表明をしたのは、選挙のわずか半年前で、浸透をはかるために宣伝に力を入れました。街頭では身近な課題を分かりやすく、自分の気持ちを込めて訴えました。痴漢被害をなくす話をすると、女性から手振りがあったりして、手応えを感じられるようになりました。
ネットやSNSを通じてもオリンピックや新型コロナなどを発信しましたが、「感染が広がっているのに、保育園に通わせてもいいのか」「五輪を開催するのか」といった声が多く寄せられました。
共産党は自分たちに何をしてくれるのかという真剣なまなざしを感じました。
最後までどうなるか分かりませんでしたが、たくさんの支援をいただき清水ひで子都議のバトンをつなぐことができました。
―都議会の感想は、いかがですか。
知事がコロナ対策の補正予算の専決処分を乱発し、直近の議会に諮るという議会のルールさえも破り、五輪を優先したことには、びっくりしました。市議会ではあり得ないことでした。都知事の議会軽視の姿勢を目の当たりにしました。
都議会では文教委員会の所属となりました。特別支援教室の教員削減の問題や、特別支援学校に通う医療的ケア児の専用車両の充実を求めて質問しました。子どもたちや保護者の切実な声を届け、前進できた部分もあるので、うれしく思っています。