フラッシュ@Tokyo 2022年3月6日号WEB版 ワクチン接種、コミュニティバス、学童クラブなど

■ワクチン 都が新たに4カ所

 東京都は3回目の新型コロナワクチンの新たな大規模接種会場を4カ所設置します。このうち都立大学の荒川キャンパス(荒川区、2月28日~、1日1000回)と、同大学の南大沢キャンパス(八王子市、3月6日~、1日1500回)は若者専用で、18歳から39歳までの都内在住・在勤・在学の人が対象。学生の予約枠は別途設定します。

 立川高松ワクチン接種センター(立川市、2月28日~、1日、2000回)は、18歳以上の都内在住・在勤・在学の人を対象とします。都神代植物公園会場(調布市、2月27日~、1日100回)は、障害があり自力の移動が困難で、介助者が運転する車で来場する18歳以上の人を対象として実施します。駐車場を会場にし、コールセンター(電話0570‐034‐899)から予約が必要です。それ以外はインターネットでの予約が必要です(予約はこちらから)。

■日野市 道路補修予算を拡充

 日野市の年度予算案に生活道路舗装補修の緊急工事費2715万円が盛り込まれたことが分かりました。市の生活道路の補修予算は500万円しかなく、市民から危険なので補修してほしいとの声があっても、多くが放置されています。

 共産党は2月の市議選で生活道路の舗装補修予算の増額を公約していました。わたなべ三枝市議は「生活道路は生活の土台です。高齢者、障害者、幼児、妊婦などのみなさんが安心して外を歩けるようにすることは、福祉の観点からも重要です。まだまだ不十分な予算ですが、生活道路補修工事への一歩に繋がります。今後も誰もが安心して歩ける道路にするために頑張ります」と話しています。

■品川区 コミバス試験運行へ

 品川区は区内で初めてとなるコミュニティバス(コミバス)の試験運行を3月28日から始めます。区は3ルートを候補にあげていましたが、今回運行するのは関係機関との協議が整った西大井駅から滝王子通りを通って大森駅までの「大井ルート」。

 コミバスは交通空白地域や不便地域の解消などを目的に、自治体が主体的に計画、運行するもの。同区では地域公共交通会議で検討を進め、ワークショップで地域住民の声を反映するなどして「大井ルート」「大崎ルート」「荏原ルート」の3ルートに候補を絞って調整を進めてきました。運賃は220円(こども半額)。シルバーパスの利用が可能です。日本共産党品川区議団が求めていました。

 同区議団のなかつか亮区議は「高齢者をはじめ多くの区民からコミバスの運行を求める声は強く、住民運動も続いていました。共産党区議団も区議会で粘り強く求め、ようやくここまでこぎつけることができました。住民の声を反映した運行になるよう今後も区に求めていきます」と話しています。

■清瀬市 4学童クラブを指定管理

 清瀬市は4月から市内4つの学童クラブに指定管理者制度を導入します。昨年12月議会で議案が賛成多数で可決されたもので、日本共産党市議団は保育の継続性、安定性が重要な学童クラブに、指定管理者制度はなじまないとして反対しました。同市はすでに昨年4月から3つの学童クラブに同制度を導入し、NPO法人が運営しています。

 市は学童クラブの開所時間を延長することで交付される国・都の補助金を得て、指導員の処遇などを改善しています。都の補助金は市直営を対象にしていません。背景に国や都による民間委託への誘導があるためです。

 同制度は5年間の短期委託、職員は非常勤や短期雇用となる傾向にあり、優秀な人材確保の妨げになっています。共産党市議団は「市の指導員の多くが公務員を辞めて委託法人に雇用されることで、保育の継続性を担保しているが5年後の保障はない。安全な生活の場を提供し、健全な発達を促す学童クラブは直営で運営し、指導員は正規で雇用すべき」と主張しています。

 同市議団は、市が委託業者の選定基準に「市内で保育園・学童クラブの運営実績があること」を加えたことを評価した上で、民間委託を進めるのなら子どもの利益を最優先とするガイドラインを市民参加で策定すべきだとしています。一方、自民党は株式会社にも門戸を開くべきだと主張しています。

■東京母親大会 ロシア侵略に抗議

 東京母親大会連絡会は2月28日、ロシアのウクライナ侵略に対し「軍事行為を直ちに中止し、ウクライナから撤退することを強く求めます」との声明を発表。ロシア大使あてに送付しました。声明はロシアの武力行使が「国連憲章に違反することは明らか」であり、プーチン大統領が核兵器の先制使用を公言していることに「許しがたい暴挙」だと批判。母親運動の原点は「核戦争から子どもを守ろう」だとして、「私たち東京母親大会連絡会は命を奪うすべての行為を許しません」と訴えています。

〈東京民報2022年3月6日号より〉

 

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