【 #Web東京民報 連載】東京わがまち③ 焼けた懐中時計

(墨田区横網町公園 復興記念館)

 1945年3月10日のアメリカ軍による東京大空襲で、一夜にして10万人以上の人が命を落とし、罹災者は100万人に及んだ。
 325機のB29爆撃機が、木造家屋の密集する東京下町を中心に、風の強い日を選んで、超低空から焼夷弾を投下するという大量無差別爆撃で、区部の三分の一が焼失した。
 墨田区横網町公園には、関東大震災の被災資料とともに、東京大空襲の戦災関係資料が展示されている。
 空襲で焼け焦げた懐中時計は、持ち主を失った時刻を指し止まったままだ。じっと見ていると、二度と戦争などせぬようにと、静かに訴えかけているようだ。

 写真・文 夏目安男

〈東京民報 2015年3月15日号より〉

※WEB版追記 写真家の夏目安男さんは2021年12月に亡くなりました。ご遺族の許可を得て、東京民報での連載「わがまち東京」をWeb版連載として掲載します

関連記事

最近の記事

  1.  憲法9条を守る運動のシンボルとして、府中市にも「9条の碑」をつくろう―。40年目を迎えた「けやき…
  2.  「年収200万円で家族を養えますか。値引きシールが貼られるまでお肉は買えません」―自治体で働く会…
  3.  ひきこもり支援を標榜する“引き出し屋”に暴力的対応を受けた原告男性(30代)が自身の医療保護入院…
  4. 情報公開の期間延長について、文書を示して質す池川都議=21日、都議会  各会計決算特別委員会…
  5. 公営企業決算特別委員会で質疑に立つ和泉都議=14日、都議会  公営企業会計の決算特別委員会(…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

ページ上部へ戻る